108日間で公正証書を作って離婚しました

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108日で公正証書を作って離婚しました

 「公正証書を作って」離婚すると言いだしたのは、元夫のほうなのです。

 

私のほうは言いだされた時は、公正証書はもとより、
離婚だって、とんでもない、という感じでした。

 

 

でも、結局、むこうも「やるべきことはやってあげた」という体裁にしたかったのだし、

 

私のほうも、やっぱりある程度の安心をもって、離婚に踏み切れました。

 

 

しっかりと、「公正証書」にしておいて良かったなと思います。

 

 

離婚のとき、よく、

 

「一筆書いてもらっとく」

 

ということを言いますが、この場合の「一筆」を項目ごとにまとめ、
体裁のいい文章に書き換えると、「離婚協議書」になります。

 

 

でも、離婚協議書には、

 

「法的強制力」

 

がありません。

 

 

「法的強制力」とは、裁判や調停で、判決をもらわなくても、

 

「強制執行」

 

をしてもらえるという意味です。

 

 

私の場合の強制執行とは、養育費や慰謝料として決めていた額を、

 

将来のものも含め、元夫の会社の給料を、

 

「差し押さえる権利」

 

を、意味しました。

 

 

強制執行といっても、 相手の収入が確定していて、
さらに、その収入の、収入元がはっきりしていないと、
お金そのものを差し押さえるわけですから、
難しいのだ、と弁護士さんに説明されました。

 

 

が、私の場合なら、

 

「退社なさって雲隠れでもされない限り」

 

大丈夫でしょう、とも言って下さいました。

 

 

実は、証書を作ろう、と言いだした元夫の言い分は、こうです:

 

「会社を辞めてしまって、取れなくしてしまえば、
何をどうとり決めていようが、関係なくなる」

 

 

本当にこう、言い放ったんですから。
無い袖は振れませんから、と。

 

 

ただし、現時点では現実に2カ月分、
養育費15万円、約束通り振り込んでいます。

 

現実は難しいものです。

 

元夫だって、私から解放されるのはいいけど、
そのせいで20年以上勤めあげ、地位もしがらみもある、
今の会社を、さっさと辞めるなどということは、そう簡単ではないからです。

 

 

ただし本当に辞めてしまわないとは限りません。
それに、袖が無くなる理由が、元夫の場合、
会社を辞めるということだけとは限らないのです。

 

そのあたりは、ここから先の、
私の婚姻生活の道のりを一緒にたどっていって下されば、
おわかりいただけるかと思います。 

 

 

離婚協議書は、どこでも誰でもタダで作れるので、
どんな方にも、必ず作りましょう、とおすすめしたいですが、

 

離婚給付契約公正証書となると、公証役場へ出向かなければならないし、
謄本・印鑑証明も必要ですし、何より、証書作りには万単位のお金が必要です。

 

文章の書き方も、公証人さんが助けてくれるとはいえ、
素人にはかなり、ハードルが高かったです。

 

 

でも、私の場合は、なんとかやれてしまいました。
理由は、資産・財産とよべるものがほぼ皆無だったからです。

 

証書に書く内容が少なければ作成は容易ですし、
多ければ難易度はあがります。

 

 

ただ、難易度の高い人というのは、つまりお金を持っている人ということなので、
そういうかたは、お金を惜しまずに、弁護士を雇い、
行政書士さんに頼んで、きちんと仕事をしていただけばよいと思います。

 

 

私のように、行政書士さんに出す数万円さえ、なんとか削れないだろうか、
そう考えて、何か手助けになる情報はないだろうか、

 

わらにもすがりたい、そんな思いで、
何度も検索を繰り返している人が、
あのときの私のように何人もいるのではないか、

 

そんな人に、私のしたことが、少しでもお役に立てないか、
何かの足しに、ならないか、

 

検索しても、たどり着くのは結局、最後にはお金を払わなければならない、
プロのサイトばかり、そうじゃなくて、自分でなんとかタダでやるにはどうしたらいいの?

 

 

その疑問に誰か、答えてくれないか?

 

 

私にできることは、「私はこうしたんだ」をお伝えすることだけです。

 

 

108日間に何をしてきたのか、どうやったのか。
なぜ、それが可能だったのか。

 

 

離婚を切り出してきたのは旦那のほうなのですが、
その事実とは関係なく、不思議な運命の流れのようなものが、
あの東日本大震災までも含めて、しばらく前から、少しずつ、
自分を、旦那と別れる方向へ進ませていたのではないか。

 

 

そう思えるような、実に様々な出来事が、ここ1年の間に起こっていました。

 

 

若いころからずっと運動嫌いだったのに、なぜか去年の今ごろはよく、
ジョギングやヨガをして、体力を増強させようとがんばっていました。

 

 

なぜか、去年の今ごろから無性に車が必要だと感じはじめ、
昨年末、17年もの間、ペーパードライバーだったのに突然、
教習所に行って、娘の車を借りて運転を教えてもらい、
とうとう清掃パートをした自分の稼ぎで、中古車を手に入れ、
春頃には運転を始めていました。

 

 

元夫は、運転免許を持っていないのです。

 

 

普通、もっと子どもが小さい間にむしろ、車を欲しくなりそうなものですが、
その当時は全く、必要だと感じませんでした。

 

免許の無い元夫と、自転車で動きまわればそれでいい、と感じていました。

 

車を持てない人だから、せめてイイ自転車を、と思い、
元夫には何万もする自転車に乗ってもらっていました。

 

でも、それを鍵も掛けずに表に停めて、一夜あけて盗られてしまい、
ちっとも反省したそぶりを見せず、「もう要らない」というので、その後自転車は買いませんでした。

 

だから、一緒に、動き回るということが無くなりました。

 

 

私は少し、残念だと思っていましたが、むこうは逆に、別行動する理由になって
いいと思っていたのかもしれません。

 

他の人からみれば、なんて小さい、と思われるでしょうが、
運転免許を持たない元夫に頼らず自分の車を手に入れること、
それが私の運転免許取得時からの夢でした。

 

 

お姑さんからの借金が終わり、自分のパートも安定し、
やっと実現した、小さな夢だったのです。
私一人先に、自分だけの生活へ、すでに踏み出していたのかもしれません。

 

 

 

昨年末、今年22歳になる娘が、
結婚を前提にお付き合いしている彼氏を連れて、
家族みんなで食事をしたい、と言ってきました。

 

ところが、どういうわけか、私一人がひどい風邪をひいてしまい、
そういうふた親そろうのが当たり前の席に、
ふたりで座るということが、できませんでした。

 

結婚の報告を聞く、っていうのは、ちょっと、
両親としてやってやりたいことの代表格、というか、
テレビとかみてても、結婚してる親なら、
普通は2人揃ってるもんですやん??

 

うちはなのに、どういうわけかそんなわけで、ひとりずつ、だったんです。
まあ、ほんとに風邪ひいてたんです。しょうがない。

 

 

でも、なんだか、「夫婦でやること」に、縁が薄い。
別に夫婦でなくてもいいやないか、と誰かに言われているような
気さえしていたんです。

 

また二人揃ってるとき、もう一回会おうね、という
そういう話にもなりませんでした。
どういうわけか、誰もそう言いださなかった。

 

そんな空気が満ちていたのは確かでした。

 

 

 

その後、大震災があり、神奈川に移り住んでからずっとやってきた、
ホテルの清掃の仕事が、ばったりと無くなってしまいました。

 

子どもが小さい頃は役員だなんだかんだと、
それでも忙しかったものですが、下の息子も、
高校2年生になり、手も離れていて、これまでの人生で最も
ヒマですることもない日々が続いていた矢先、
離婚を切り出されて、本当に途方にくれました。

 

せめてなんで、仕事がいつでもあったときに言っといてくれなかったのか、と。

 

 

ところが、結果的には、その仕事が無かったことが、
逆に、自由に使える時間を豊富にし、
108日で、行政書士には頼まず、自力で公正証書を作成し、
離婚にたどりつく、原動力になったのです。

 

それに、突如離婚を言い渡されて、でも1週間後には、私はどういうわけか、
正社員目指して勉強を始めていました。

 

引っ越し先も、縁があったようで、すぐ決めることができたので、それも早い離婚を促してくれました。
もっとも、公正証書作成まで108日、が早いと言えるのかどうか、
客観的な指標はありませんが。

 

 

先にも言いましたが、うちには争点になるような資産が全くありませんでした。

 

ですから、普通の夫婦に比べれば、婚姻生活が長かったにも関わらず、
公正証書を作るのに、もともと、大して手間がかからなかったのだ、
ということは言えると思います。

 

 

しかし、それにしても、です。

 

それ以外の様々な要因が重なったおかげで、
突然言い出された日から数えて、108日、という
比較的短期間に、公正証書まで作成して離婚、という結末を
迎えることが出来ました。

 

 

 

まだ終わってないんですよ、それでも。
面倒な手続きがまだまだ尾を引いています。

 

でも、そういった手続き云々に関しては、もっと小さなお子さんを抱えて離婚してしまった
たくさんの他のママたちの体験記がたくさんあるんじゃないかと思います。

 

 

私としては、出来る限り、公正証書作りを目指すなら、
という観点から、その他いろいろな手続きと並行して、
今回の離婚体験を語っていきたいと思っています。

 

 

どうしても、個人的な意見や感傷的な表現が
多くなると思いますが、プロの手引書ではございませんので、
そのあたりは、ご了承くださいませ。

 

 

離婚したい方も、離婚したくない方も…